〇〇が悪いと足がつる?栄養以外で気をつけたいポイントとは山村 美暖2022年2月11日読了時間: 3分更新日:2022年4月18日妊娠中によくみられる「足がつる」という症状。痛いわりに周りはそんなに心配してくれないし、薬もないし「地味に一番つらい!」という方も多いのでは。原因としてよく挙げられる水分不足やマグネシウムなどのミネラル不足などを意識しても改善しない場合、原因は別のところに潜んでいるかもしれません。「食生活に気を付けているけど毎日足がつる!」という方はぜひ下のチェックリストを確認してみてください。 原因は【姿勢】にあり?つりやすい足チェックリスト※中期以降の妊婦さんは安全のため壁の横で行いましょう。全て立った状態で行います。普段の立ち姿のまま以下の項目に当てはまるか確認してみましょう。□つま先を簡単に持ち上げることができる□足の小指が地面についていない□太ももよりも恥骨が前に飛び出している□指一本隠れてしまうくらいお尻が腿に重なっている二つ以上当てはまった方は≪足首≫が使えておらずふくらはぎの血流が悪くなってしまっている可能性があります。特につま先を簡単に持ち上げることができてしまう方は、歩くときにもペタペタ歩きになってしまっていて、何もないところで転びやすくなってしまっているのではないでしょうか。 短時間でいいのでしっかり歩く良い姿勢でいることができれば、各関節は機能的に動き、全身の血流も良い状態が保たれます。しかし、自分の姿勢の修正というのは難しいものです。特に妊娠中は急激な体重の増加と、それに伴わない筋力の不足により姿勢が崩れやすくなります。「意識をしても気が付くとすぐに悪い姿勢になってしまう」という声もよく耳にしますが、それはある意味仕方のないことであり、あなたの意志が弱いわけではありません。正しい姿勢を維持するためには、失われてしまった「正しい筋バランス」と「柔軟性」を獲得することです。具体的にどうすればよいのか。一日5分でいいので、しっかり足の裏で地面を蹴りだすようにウォーキングをしてみてください。できれば背筋を伸ばし、ほんの少し広めの歩幅であればより効果的です。普段の生活ではなかなか足の裏や足首を意識することはないでしょうから、たとえほんの5分のウォーキングだとしても普段使われていない筋肉や関節を感じることでしょう。反対にペタペタとした歩き方を1時間続けても、得られる柔軟性や筋力というのはあまり期待できません。大切なのは、短時間でもいいので正しく体を使ってあげる時間をつくるということです。 足のつり対策グッズとして着圧ソックスなども販売されていますし、そういったものを上手に活用していくという方法もあります。しかし根本の原因が体にある場合いたちごっこになってしまうという側面も否めません。また、トラブルを自分で解決できた時の喜びというのは非常に大きな自信となってその後の妊婦生活や育児を支えてくれるはずです。体を酷使することが続くこれからの生活、皆さんが少しでも快適に過ごしていけるようにぜひ実践していただければと思います。
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