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不快なガスだまりはなんで起きる?姿勢をチェック!

妊娠中に起きやすい不快なガスだまり。

その原因はストレスや食生活、ホルモンの影響など複雑に関係していますが、この記事では≪姿勢≫の観点からお話していきたいと思います。
 

ガスが溜まりやすい姿勢とは?


腸の出口の角度は骨盤の角度と連動しており、骨盤がどういう向きかによって腸と子宮の位置関係も変わってきます。

通常腸と子宮の位置関係とは≪お腹側に赤ちゃん・背中側に腸≫という前後の関係です。
しかし骨盤が後ろに倒れる後傾位という姿勢が続くと、子宮と背骨の間の腸が押しつぶされ、スムーズに便が移動できないことからガスが溜まりやすくなってしまいます。

非妊娠時の状態であれば子宮の重さは50g程度なので多少姿勢が悪くても影響はありません。しかし、妊娠中は胎児が大きくなるにしたがって、子宮が腸を圧迫してしまいやすいのです。

≪ガス溜まり姿勢チェックリスト≫

・椅子に座ると腰が丸まる

・洗面台などに太ももをつけてしまう

・前ももがパーンと張りやすい

・首が前にでている

・膝が内側を向いている

3つ以上当てはまる方はすでにガスだまりもしくは便秘などの症状があるかもしれませんね。

 

正しい姿勢で腸の動きを取り戻そう



≪ガスだまり姿勢≫の方に意識していただきたいポイントは「恥骨」です。おへその下をたどっていくと、股のところで触れる硬い部分が恥骨です。

この恥骨部分を前に突き出すような姿勢になっているときは、必ず骨盤が後ろに倒れてしまっていますから、恥骨をお尻側へ少し引いてあげるように意識してみましょう。

恥骨を後ろへ引いたときに腰が痛むような感覚がある方は、上半身の重さが腰に乗っかってしまっていますので胸や肩を持ち上げるように背筋を伸ばしておきましょう。

普段から骨盤が後ろに倒れた姿勢になってしまっている場合ハムストリングという裏腿の筋肉が硬くみじかくなってしまっている可能性が高いため、またすぐに姿勢が崩れてしまいやすいです。
直しても直しても姿勢が悪くなってしまう場合、こまめに前屈姿勢のストレッチを行うだけでも姿勢の崩れを防ぎやすくなります。

また、座った時には恥骨とおへそをつなぐ線が垂直になるように意識することで骨盤が正しい位置に戻ります。
どうしても仕事中などに背中が丸まってしまう方はクッションなどを利用してやりやすい形を作りましょう。まずは「骨盤を立てておく」ことが腸への不要な圧迫を軽減させることに繋がります。

 

妊娠中はお腹の大きさによって腰を丸めるのが楽に感じたり反らすのが楽に感じたりしますが、それは筋力を使わないでいる状態だからで、体にいいからということではありません。

ガスが溜まっても胎児に大きな影響はありませんが、お母さんが不快感から睡眠不足になったり食欲不振になったりすれば赤ちゃんの成長にも関係してきます。

また、妊娠中のお母さんのメンタルによって産後うつの発生率が変わるという研究結果もありますから、ぜひ不快な症状を少しでも減らし、快適なマタニティライフを過ごしていきましょう。




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